(2007年12月13日更新)
C言語でプログラミングをするには、環境を整えなくてはなりません。
多少の難しさはあるので、Windowsの操作を覚えたばかりの方、
知識があまりない方は、挫折するかも知れません。
以下WindowsXPでの説明です。
(WindowsXP以外の環境は説明しません。)
環境がすでに整備されている方は、以下の説明を飛ばしてください。
ここでは、無料で手に入るLSI-C3.30c試食版という環境を用意する事にします。
ダウンロード・インストール
まずは、Cドライブ直下に"LSIC86"というフォルダを作ってください。
下記のようなフォルダ構成になります。
C:\LSIC86\
次にココからlsic330c.lzhを今作成したLSIC86フォルダにダウンロードして解凍して下さい。
解凍が終わればインストールは完了です。
ダウンロード・インストール(確認)
ここまでの作業が正しいかどうか確認してみましょう。
ここからは、DOSのコマンド操作なので、多少覚えましょう。
DOS入門は、コチラ。パソコン初心者の方には、
分かりずらいかも知れません。
スタート>すべてのプログラム>アクセサリ>コマンドプロンプトを起動します。
cd c:\ と入力し、Enterキーを押します。
すると、下記のように表示されます。
C:\>
次に cd LSIC86 と入力し、Enterキーを押します。
すると、下記のように表示されます。
C:\LSIC86>
次に cd bin と入力し、Enterキーを押します。
すると、下記のように表示されます。
C:\LSIC86\BIN>
次に lcc と入力し、Enterキーを押します。

上記と似たような表示が出れば正常です。
(また、空白が10行くらい表示される場合もありますが、正常です。)

上記のように出たら正常にできていません。
もう一度やり直してみましょう。
パスを通す設定
次は、パスを通すと言う作業が必要になります。
初心者の方には、なぜやるのか理解しずらい作業となりますので、まずはやってみて下さい。
私自身もこの作業をする意味が分かるまで半年くらいかかったような気がします。
やり方です。(WindowsXPの場合)
1.デスクトップに表示されているマイコンピュータのアイコンを右クリックし、
プロパティをクリックします。
2.詳細設定タブをクリックします。そして、下の方にある環境変数(N)をクリックします。
3.システム環境変数のところで、"変数"項目の中の"Path"をクリックして選択し、
下にある"編集(I)"ボタンをクリックします。
4."変数値"のトコロに入力するんですが、何か書いてあると思うので、
その右端に(;)セミコロンを1つ入力して、
次のように入力してOKを押してください。 C:\LSIC86\BIN
OKを押してダイアログを全て閉じて下さい。
5.Windowsを再起動して完了です。
パスを通す設定(確認)
きちんとできたか確認作業です。
コマンドプロンプトを起動し、好きなフォルダにcdコマンドで移動してlccと入力し、
Enterを押してみて下さい。

上記と似たような表示がされれば正常にできています。

上記のように出たら正常にできていません。
もう一度やり直してみましょう。
なぜパスを通すのかの説明です。(まだ理解できなくても構いません。)
上記のlccと言うプログラムで翻訳するんですが、
"C:\:LSIC86\BIN"の場所まで移動しないとlccと言うプログラムが使えません。
今後、C言語のプログラムを書いたファイル(ソースファイルと言います。)を
どんどん作成して行くわけですが、
パスを通さないと、"C:\:LSIC86\BIN"フォルダにしかソースファイルを
置かなくてはならなくなるんです。
どのフォルダに移動してもlccという翻訳プログラムを使えるようにする作業が
パスを通すと言う事なんです。
どうでしょう?こんな説明で理解できたでしょうか?
できなくても、パスを通す作業だけを正常にやれば問題ありません。
後々、理解できる日が来ます。きっと。
その他の設定
ここまで来ればあと少しです。頑張っていきましょう。
C:\LSIC86\BINフォルダにある_LCCというファイルの中身を編集します。
この作業もあまり深い理由は考えないで下さい。
編集のやり方
1._LCCファイルをダブルクリックし、NotePadを選択し、OKを押します。
2.メモ帳で_LCCファイルが開きますので、以下のように修正して、
上書き保存して下さい。
変更前のファイル
# LSI C-86 compiler's configuration file
-DLSI_C
-XA:\LSIC86\BIN -LA:\LSIC86\LIB -IA:\LSIC86\INCLUDE -T -O
-acdos.obj $LSICOPTS
& #Command line argument will be inserted here
-lknjlib -ldoslib -v
変更後のファイル(修正箇所が赤くなっています。3箇所です。)
# LSI C-86 compiler's configuration file
-DLSI_C
-XC:\LSIC86\BIN -LC:\LSIC86\LIB -IC:\LSIC86\INCLUDE -T -O
-acdos.obj $LSICOPTS
& #Command line argument will be inserted here
-lknjlib -ldoslib -v
ここまでの設定が完了すればC言語によるプログラミングがスタートできる事になります。
お疲れ様でした。
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